ISBN:4061856278 文庫 中島 らも 講談社 1994/03 ¥560

「せめて恋人を抱いて、もうこのまま死んでもかまわないっていうような夜があって。天の一番高い所からこの世を見下ろすような一夜があって。
死ぬのはそれからでいいじゃないか。」


この一文だけでも読んだ甲斐があったというものです。
内容はアル中患者のお話ですが、文体が、綺麗。
元々、この方の作品は何冊か読んだことがあったのですが、亡くなられた後に数件の書店を梯子してやっと手に入れました。

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